
新しいシャンプーを使う日は、少し楽しみですよね。
今より毛先がまとまるかもしれない。朝のブローが楽になるかもしれない。そんなことを思いながら、いつもと違うボトルに手を伸ばす。
ところが、ドライヤーで乾かしてみると……。
「あれ? 前より広がっている?」
「毛先がパサパサする。私には合っていなかったのかな」
期待して選んだものだからこそ、ちょっと残念な気持ちになってしまいます。
年齢とともに髪が気になり始めると、選ぶ理由も少し変わってきますよね。今日きれいにまとまることはもちろん、頭皮も大切にしたい。この先の髪のためにも、よいものを使いたい。そんな思いで選んだ一本なら、なおさらだと思います。
でも、そこで別のシャンプーを探す前に、少しだけ思い出していただきたいことがあります。
今まで、どんなシャンプーやトリートメントを使っていたでしょうか?
しっとりまとまるタイプだったのか。それとも、軽くさらっと仕上がるタイプだったのか。
シャンプーを変えた後のパサつきやうねりは、新しいシャンプーだけを見ていても、理由が分かりにくいことがあります。以前のお手入れとの違いに、見直すヒントがあるかもしれません。
今回は、その違いをたどりながら、今ある髪のお手入れと、これからの髪を考えた頭皮ケアについてお話ししたいと思います。
今までの「しっとり」が、なくなったのかも

髪を洗った後、毛先までなめらかで、指がするっと通る。
そんな仕上がりが好きな方は多いと思います。少しくせがあっても、毛先が落ち着いていれば、朝の支度もしやすいですよね。
シャンプーやトリートメントには、汚れを落とすだけでなく、指通りやまとまりを整えるための成分も使われています。その組み合わせによって、しっとりした仕上がりにも、ふんわり軽い仕上がりにもなります。
たとえば、今まで使っていたものが、毛先をしっとり落ち着かせるタイプだったとします。
そこから軽い仕上がりのものに変えると、根元はふんわりしても、毛先には何か足りないように感じるかもしれません。以前は気にならなかったうねりも、鏡を見るたびに目につくようになることがあります。
すると、「このシャンプーで髪が傷んだのでは?」と思ってしまいますよね。
けれど、以前との手触りの違いだけで、そう決めてしまうのは少し早いかもしれません。
これまで使っていた製品と新しい製品では、髪のまとまり方や仕上がりが異なります。シャンプーを選び直す前に、毛先のお手入れなど、ほかにも試してみるとよい方法がないか考えてみましょう。
もちろん、すべてが仕上がりの違いで説明できるわけではありません。洗浄成分の組み合わせや髪の傷み具合も関係します。例えば「シリコンが入っているから」「ノンシリコンだから」という一つの違いだけでは、判断できないこともあるのです。
ほかのアイテムも変えていませんか?

新しいシャンプーを買うとき、トリートメントも同じシリーズでそろえたくなることはありませんか?
せっかくなら、一緒に使った方がよさそう。香りもそろえたい。そんな選び方もあると思います。
ただ、両方を変えたのであれば、今感じているのはシャンプーだけの違いではありません。
以前のトリートメントが毛先をしっとり整えていて、新しいものはさらっと軽く仕上げるタイプなら、その違いも出てきます。いつも使っていたヘアオイルをやめた場合も、毛先のまとまりは変わるでしょう。
オールインワンシャンプーに変えて、トリートメントを使わなくなった方もいらっしゃるかもしれません。
一本で済むのは、やはり魅力ですよね。忙しい夜なら、なおさらです。
でも、今までトリートメントで補っていた毛先にとっては、いつものお手入れが一つ減ったことになります。
シャンプーを変えたのか。
トリートメントも変えたのか。
それとも、トリートメントを使わなくなったのか。
まずは、ここを思い返してみてください。新しいものを次々に試すより、今の髪に何が足りなくなったのか、探しやすくなると思います。
今ある髪と、これからの髪のこと

髪がうまくまとまらない日は、どうしても毛先に目が向きます。
何をつければ落ち着くのか。どこをブローすればきれいに見えるのか。朝の鏡の前では、まずそこが気になりますよね。
でも、ふと分け目を見たときや、髪に触れたときに、「この先も、自分の髪を大切にしていきたい」と感じることはありませんか?
リントワも、その思いを大切にしています。
今ある髪を補修すること。そして、これから生えてくる髪のことを考え、その土台となる頭皮をすこやかに保つこと。この二つを、毎日のシャンプーで大切にしたいと思っています。
キャピキシルを配合したのは、頭皮にも目を向けたかったから
毛先のお手入れはしていても、頭皮のお手入れは、何から始めればよいのか迷うことがありますよね。
この先の髪も大切にしたい。でも、毎日の習慣をいくつも増やすのは続けにくい。
そこでリントワでは、いつものシャンプーの時間に頭皮のケアもできるよう、キャピキシルを配合しています。アカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3などを組み合わせた原料で、リントワでは頭皮にうるおいを与え、すこやかに保つために使っています。[2]
新しく生えてくる髪まで大切にしたい。そのために、髪が育つ頭皮にも目を向けてシャンプーを作る。これが、キャピキシルを選んだ理由です。
毛先にトリートメントをなじませるように、頭皮にも、毎日の中で気を配る時間を作っていただけたらと思います。
リントワでおすすめしているのは、約3分の泡パックです。十分に予洗いをして泡立てたら、髪と頭皮に泡をやさしくなじませます。置いた後は、泡が残らないよう丁寧にすすいでください。途中で違和感がある場合は、時間を待たずに洗い流してください。[2]
「今日は毛先がまとまったかな」だけでなく、「頭皮も丁寧に洗えたかな」。そんなふうに、いつものシャンプーの時間を少し変えていただければと思います。
今ある髪には、洗いながら補修するPPT系成分を
もちろん、これからの髪を考えるだけでなく、今ある髪の扱いやすさも大切です。
リントワでは、ケラチンとシルク由来のPPT系洗浄成分を主に使っています。成分名では「ココイル加水分解ケラチンK」と「ラウロイル加水分解シルクNa」です。[2]
PPTは、タンパク質を細かく分解して得られるペプチドのこと。それを洗浄成分として使えるようにしたPPT系界面活性剤には、汚れを落としながら、毛髪を補修する働きがあります。[3]
洗った後につけるものだけでなく、洗うものにも補修の働きを持たせたい。
そのうえで、キャピキシルを配合し、頭皮のうるおいも考える。リントワが一つのシャンプーで取り組みたいのは、この両方です。
補修は、傷んだ髪が新しい髪に生まれ変わるということではありません。今ある髪をケアしていくものです。だからこそ、毛先に必要なケアをしながら、頭皮にも目を向ける。その積み重ねを、毎日の習慣にしていただきたいと思っています。[1・2]
毛先を落ち着かせたい。でも、ぺたんこにはしたくない

パサつく毛先を何とかしたくて、トリートメントを少し多めに。
乾かしてみると、毛先は落ち着いたけれど、今度はトップがぺたんとしてしまった……。
細い髪や猫っ毛の方には、思い当たることがあるのではないでしょうか。
毛先にはしっとり感が欲しいのに、根元には重さを足したくない。この加減が、なかなか難しいですよね。
そんなときは、髪全体を同じように仕上げようとせず、気になる毛先からお手入れしてみましょう。
トリートメントは、まず毛先になじませます。いきなり根元まで広げず、乾かしたときにどう仕上がるかを見てください。洗い流さないトリートメントも、最初からたっぷりつけるより、物足りない部分へ少しずつ足していく方が調整しやすくなります。
毛先がまとまって、根元は重くならない。そのくらいの量が見つかれば、髪全体に重ねる必要はないかもしれません。
手元に使い慣れたトリートメントがあるなら、まずはそれで試してみてください。同じブランドで一式そろえることだけにこだわらず、自分の髪が扱いやすくなる組み合わせを見つけていただければと思います。
そして、確かめるのは、お風呂で流したときの手触りだけではありません。
乾かした後、毛先がどう落ち着くか。翌朝、ブラシを通したときにどう感じるか。前髪やトップがつぶれていないか。
毎朝の鏡の前で「今日は扱いやすいな」と思えるかどうかも、選ぶときの手がかりにしてみてください。
オールインワンでも、毛先のケアを足してかまいません
リントワは、洗浄と毛髪補修、頭皮ケアを一つで考えたオールインワンシャンプーです。
細い髪や猫っ毛、年齢とともにパサつきやハリ・コシが気になり始めた髪におすすめしています。一方、ブリーチなどでダメージが強い髪には、別途トリートメントが必要です。太い髪や硬い髪の方、かなりシットリした仕上がりが好きな方には、物足りなく感じられる場合もあります。[2]
「一本で使うものだから」と、毛先のパサつきを我慢する必要はありません。
シャンプーだけで好みの仕上がりになるなら、そのままで。毛先にもう少しまとまりが欲しければ、そこにトリートメントを使ってください。
一本で済ませることより、ご自身の髪を気持ちよく扱えることを大切にしていただきたいと思っています。
いつもの洗い方、新しいシャンプーに合っていないかも?

シャンプーを変えても、手に取る量や洗い方は、つい今までどおりになりがちです。
でも、同じくらいの量を使ったからといって、同じように泡立つとは限りません。
「泡立たないな」と感じたときは、つぎ足す前に、髪の内側まで十分に濡れているか確かめてみてください。
表面は濡れていても、毛量の多いところや襟足は、お湯が行き渡っていないことがあります。まずは予洗いで、頭皮と髪をしっかり濡らすところから始めましょう。
反対に、量を控えすぎて、泡がほとんどないまま髪をこすり合わせるのも避けたい洗い方です。泡を頭皮までなじませ、爪を立てず、指の腹で洗ってください。
すすぐときは、根元も毛先も丁寧に。生え際や耳の後ろ、襟足まで流していきます。
「少し残した方がしっとりするのでは?」と思うかもしれませんが、すすぎを控えて仕上がりを調整するのはおすすめしません。毛先にもう少しうるおい感が欲しいなら、洗い流した後のケアで補いましょう。
まとまらないからと、頑張りすぎていませんか?
毛先が広がっていると、ドライヤーを当て直したくなります。うねっているところには、もう一度アイロンを通したくなりますよね。
朝は時間も限られていますから、なおさらだと思います。
ただ、何度も同じところへ熱を当てたり、絡まった髪をブラシで引っ張ったりすると、髪に負担がかかります。[1]
タオルではごしごしこすらず、水分を挟み取るように。ドライヤーは近づけすぎず、同じ場所に熱が集中しないように動かしてみてください。
乾かした髪にブラシを通すときも、まずは毛先のもつれから。中間、根元へと少しずつ範囲を広げると、毛先を無理に引っ張らずに済みます。[1]
ブリーチを繰り返した部分が強く絡まったり、途中で切れたりする場合は、美容室で一度見てもらうのもよいと思います。ケアで補うところと、少しカットして整えるところ。その相談だけでも、毎朝のお手入れを考えやすくなるはずです。
もう少し使ってみるか、変えるか。迷ったときは

新しいシャンプーの手触りに戸惑っても、一度使っただけでは、いつものお手入れに合うか分からないことがあります。
頭皮に異常がなく、毛先の仕上がりが気になるのであれば、量やトリートメントのつけ方を調整しながら、何度か使ってみる方法もあります。
リントワでも、これまで約1カ月の使用をご案内してきました。ただ、これは「1カ月たてば、どんな髪でもパサつきがなくなる」という約束ではありません。
毎日、日数を数えるよりも、朝の髪に少し目を向けてみてください。
昨日よりとかしやすいか。
毛先の引っかかりは気になるか。
いつもよりセットに手間がかかっていないか。
使い続けるかどうかは、そうした日々の扱いやすさから考えていただければと思います。調整しても困るところが変わらなければ、別の組み合わせや製品を選ぶこともあります。
なお、髪の手触りと分けて考えていただきたいのが、頭皮の変化です。
数回使った後や、しばらく使ってから、赤み・かゆみ・刺激などが出ることもあります。その場合は使用を中止し、皮膚科専門医等へ相談してください。頭皮に異常があるときまで、「もう少しで慣れるかもしれない」と待つ必要はありません。[2・4]
明日の髪も、この先の髪も、大切にしたいから

毛先が落ち着いていたら。
トップがふんわりしていたら。
何度もブローし直さずに出かけられたら。
そして、この先も、自分の髪を楽しんでいけたら。
シャンプーを変えようと思ったとき、思い描いていたのは、そんな毎日かもしれません。
今ある髪には、必要な補修と毛先のケアを。これからの髪を考えて、頭皮には、丁寧な洗浄とうるおいのケアを。
リントワがPPT系洗浄成分とキャピキシルを配合したのは、髪と頭皮の両方を、毎日のシャンプーで大切にしたかったからです。
今日の手触りも気になるけれど、その先の髪のことも考えて選びたい。そんな方に、リントワの考え方を知っていただけたらうれしく思います。
参考資料
1. 日本毛髪科学協会「毛髪の損傷とヘアケア」
2. リントワ公式「リントワ シャンプー」
3. 成和化成「Promois(プロモイス)」アシル化PPT・洗浄タイプ
4. 厚生労働省「化粧品等の使用上の注意について」